こんにちは。ちぎりちぎり侑布です♪
![](https://kozoandon.com/wp-content/uploads/2022/06/かまきり-1.jpg)
前回は2年目になる鉢植えミントが急激に弱ってきて、
ミントの森の中にカマキリを発見したお話。
1年目に遭遇したオンブバッタの食害を教訓に
今年はどこまでミントの森のアクシデントに対抗できるか
荒れ果てたミントの森をあの美しいモリモリツヤツヤの森に
戻すことが果たして可能だろうか・・。
鉢植えひとつ、でもこのあと壮大な世界が拡がっていくミントの森。
そしてカマキリの登場で一気に昆虫寄りに心が動いてしまった私、
半ばミントを見捨てつつ??いやいや・・どうする私??
そんな葛藤も交えながら後半スタートです。
前回のお話はこちら↓↓↓
Contents
ミントの森にカマキリ登場で昆虫観察に変更! 【楮栽培奮闘記 番外編】
![](https://kozoandon.com/wp-content/uploads/2022/06/カマキリの横にバッタが.jpg)
荒れ果てたミントの森に姿を現したカマキリ。
体調は3センチほどでまだ子どもようです。
小さくて見逃すところでした。
そしてカマキリをよく見ていると
そのすぐ横にあれ?
きれいな黄緑色の・・小さな虫がいる・・。
あれ??バッタだ!!うじゃうじゃいるやん!!!
オンブバッタの形そっくりの大きさは5ミリほどの
小さなバッタが大繁殖しているではありませんか。
5ミリとは言え、成虫と全く同じ形、
これは間違いなく、昨年いたオンブバッタの子どもたち。
あの夫婦が卵を産み付けていたんですねー!
そして今年の春過ぎにうじゃうじゃふ化していったのです。
ミントの一枚の葉の上に、5,6匹いたり、かなりの数が誕生しています。
命が確実に繋がっているではありませんか・・。
大きさは5ミリに満たないものもあり、また5ミリ以上1センチ未満のものもありました。
卵からかえったときはもっと小さかったでしょう、
わずかに数ミリほど・・。
小さすぎて今まで全くその存在に気付いていませんでした。
さらによく見ると、1センチほどのバッタのすぐ横に
半透明の何か小さな塊が・・
うわー!!抜け殻だ・・!!
![](https://kozoandon.com/wp-content/uploads/2022/06/カマキリ脱皮.jpg)
そうです、これはもう脱皮のあとに違いありません。
思わず歓声をあげてしまいました。
うじゃうじゃのバッタの赤ちゃんが
一斉にミントの葉を食べだしたから
一気にミントは荒れ果てて弱っていったのでした。
ここにきてようやく
2年目のミントもバッタによる食害を受けてしまったことが
判明したのです。
ミント危機 オンブバッタ大繁殖で納得カマキリ 【楮栽培奮闘記 番外編】
![](https://kozoandon.com/wp-content/uploads/2022/06/オンブバッタ-1.jpg)
小さな小さなバッタの赤ちゃん。
100匹前後はいるのではないでしょうか、
ここでオンブバッタの生態を少し。
おんぶの下の大きい方が雌で
背中に乗ってる小さい方が雄です。
おんぶしているときは交尾中というわけでもないようですが、
2匹の愛の結晶である卵は土の中に産み付けられます。
お尻で穴を掘り、泡状に包まれた卵を産むのです。
茶色っぽい泡状はカマキリの卵に似ていますね。
秋(10、11月)に産卵し、
翌年の梅雨前後(5月~7月)に卵がふ化します。
冬の間は土の中で卵の状態で年を越すのです。
昨年のオンブバッタのカップルが産んだ卵が
今年の6月にわらわらと誕生したというわけですね。
いや~驚きました。
そしてそのたくさんふ化したバッタの赤ちゃんを狙って
カマキリがミントの森にやってきたというわけなんですね。
まさに食物連鎖、よくできていますよね・・・。
実際ネットでも調べてみたんですよ、
ミントのバッタの食害について。
薬を使わないならカマキリを放つのもあり。
という話も確かにありました。
なるほど・・カマキリがバッタを食べてくれるわけですね、
残酷だけどすごくシンプルな方法だ・・。
ぼくらはみんな生きている 恐るべき食物連鎖 【楮栽培奮闘記 番外編】
ここ2,3日はミントの観察に夢中になっています。
驚くべきことにカマキリが3体いたこともわかりました。
3体とも体長3センチくらいの可愛い大きさです。
これもふ化してそう日数の経っていないカマキリ兄弟でしょう。
そしてある日
ミントの森の下の方を少しかき分けてみたとき・・
あーー!!!カマキリが食事中!!!
![](https://kozoandon.com/wp-content/uploads/2022/06/カマキリの食事.jpg)
3センチほどのカマキリの子どもが
5ミリのバッタを自身の手(カマ)でガッチリと挟み
むしゃむしゃ食べている最中でした。
うう・・凄すぎる・・
自然界の・・これが現実なんだ・・。
3匹のカマキリ兄弟、
どこからこのミントの鉢植えにたどり着いたのかは
わかりませんが、
自分たちの身丈にあった手頃な大きさの餌を
しっかりと見つけることができているのですね。
ミントには本当に申し訳ないんだけど
もう少し食害の生態系を観察したい!
こんなチャンスはないかも!と
バッタをすぐに駆除せずにしばらく観察することに決めました。
バッタの食欲が旺盛なのは、みるみる荒れ果てていったミントを見て
よ~くわかりました。
そこに3匹のカマキリ兄弟の登場で
バッタの個体数がどこまで変わっていくか・・・
おわりに
![](https://kozoandon.com/wp-content/uploads/2022/06/食物連鎖図.jpg)
オンブバッタの食害に対してカマキリが有効であることが
実際にわかりました。
薬剤を使って駆除することが嫌なら
近所の草むらに行ってカマキリを探してくればよいのです。
ちょっと原始的だけども!!
今回はこのミントの森には3体のカマキリ兄弟が
駆け付けてくれたという形になりました。
とはいえ!
ミントの森の近くの壁には
ハエトリグモや花グモがうろうろしていたり
鳥たちも自由に飛び回っています。
このまだ小さなカマキリ3兄弟にも
他の天敵に食べられてしまう瞬間が来るのかもしれません。
カマキリの個体数が減れば・・
ミントは間違いなくバッタたちにほぼ食べられてしまうでしょう。
このミントの森の結果は
しばらく観察したあとに報告したいと思います。
いや~自然って本当に凄いんですねー!!
↓↓↓ ・・・で、最終話はこちら♪