こんにちは。ちぎりちぎり侑布です♪
![](https://kozoandon.com/wp-content/uploads/2022/11/農地5.jpg)
楮(こうぞ)の栽培をさせてもらえる土地を
探し始めて随分経ちました。
ここにきてようやく恩人のおかげで
とても立派で立派過ぎる
農場を紹介してもらいました。
見つかったその農場
畑の端の方は
山に続くほどに広大な耕作地で
畑の土の色はそりゃもう見事です!
その上、紹介してくれた恩人が
なんと開墾まで付き合ってくれることに。
有難いことですね~。
そうして私たちは畑の脇の土地を
まずは耕すことから始めることにしました。
厳密に言うと・・まずは出入り口の
セイタカアワダチソウの群衆を
取り除く作業からですね。
大変な作業だぞと覚悟する半面、
私は熱い気持ちが溢れ
とにかく嬉しくて
この時は大失敗談に繋がることなんて想像もせず
自然って最高ー!
さあ土とたわむれよう~♪
なんてお気楽に楽しんでいたのでした。
Contents
楮(こうぞ)の土地探し ど素人の開墾物語 さて、おすすめの服装は?
![](https://kozoandon.com/wp-content/uploads/2022/11/セイタカアワダチソウのすごいこと-3.jpg)
早速恩人と一緒に開墾にやってきました。
まずはフェンスの門を開けて出入り口付近の
セイタカアワダチソウの群れを刈り取ります。
カマを持ってきていたので
手作業でどんどん刈っていきます。
あ・・すぐに腰に不快感が・・
運動不足ですね、もう恥ずかしい。
いやいや、弱音は吐かずに
どんどん作業を進めます。
カマでサクサク刈っていけますから
全然疲れないレベルです。
が・・普段やり慣れていない作業、
息があがるのも早いし、すぐに疲れてしまう。
我ながら本当に情けなさを実感しました。
それでも入り口付近の2、3メートル四方を
刈るだけですのであっという間です。
刈ったセイタカアワダチソウを
通路の邪魔にならないように
脇の方へどんどん移動しました。
![](https://kozoandon.com/wp-content/uploads/2022/11/フェンスぼかし.jpg)
セイタカアワダチソウの除去が完了したころ、
「あー!」
困ったことに私の全身に
「ひっつき虫」
というあだ名の植物の種子が
たくさんついてしまったのです。
そうそう、秋のこの季節、
よく見かけるひっつき虫が
セイタカアワダチソウの合間に生い茂っていました。
うわー取るのが大変!
この時につなぎの作業服を着ていたのですが
ビニール製の上下を着ておけばよかったと
つくづく思いました。
ウインドブレーカーや雨合羽の素材ですね、
あれだとひっつき虫(植物)は
くっつかないことにあらためて気づく!
さらに足元を長靴で決めておけば万全です。
(靴下にまでつくとこれまた厄介!)
そういえばよく作業で山に入る知人は
いつもウインドブレーカーの上下を
着て仕事してましたっけ・・。
うぅ、地道にひとつづつ取り除きます・・。
楮(こうぞ)の土地探し フロンティア精神爆裂! 汗と涙の開墾物語
![](https://kozoandon.com/wp-content/uploads/2022/11/セイタカアワダチソウの荒地-1.jpg)
さあひっつき虫から解放されたら
次は目的の場所へ。
楮(こうぞ)の苗を植える場所は
入り口から10メートルほど歩いたところです。
ここはフェンスはないものの、
ちょうどお隣の畑との境界になるそうで
目印に木が並んで植えてありました。
その木の脇に植えてもいいよと
許可をもらいました。
ここの農地も隣の農地も
今は全く何も作っていないようで
背丈ほどの草が
ずーっと先まで生い茂っています。
今回植える楮(こうぞ)の苗は
たったの5株。
本当にちょこっと
農地の一角をお借りするので
フロンティア精神爆裂!!
なんて大げさなことを言うと
怒られそうですが・・
とにかくまずは掘り起こす作業からです。
根本まで草を刈ったら、
次はスコップやクワでどんどん掘り起こしていきます。
深さ30センチ以上は掘り起こし、
木片や石ころを取り除いていきます。
しっとりとずっしりとした土の感触、
ミミズや様々な小さな昆虫達が
地中の植物の根っこから姿を現します。
素人目にも
なるほどよく肥えた感じの土だな~
と思いました。
石や木片を取り除くと
いよいよ土がフカフカになってきました。
5本の苗ですから
フカフカのベッドを5つ作るイメージで
5か所の土をよく耕しました。
楮(こうぞ)の土地探し この広大な畑の片隅に 楮の苗を5株植樹
![](https://kozoandon.com/wp-content/uploads/2022/11/600800.jpg)
さあ5つのフカフカベッドが
出来上がりました!
ここに一つずつ苗を植えてきます。
水はけが良いように小さな山を作り
中心に穴を掘り
そこに苗をそっと置きます。
苗の根っこがきれいに隠れるくらいに
優しく土をかぶせます。
次に支柱をたてて
枝に結び付けていきます。
ここは広大な農地ですから
風もそれなりに吹くでしょう、
まだまだ弱々しい苗ですから
倒れないように支柱を立てておきます。
5株の苗を植える作業はあっという間。
![](https://kozoandon.com/wp-content/uploads/2022/11/IMG_20201213_134807-768x1024.jpg)
爽やかな秋晴れの空が本当に美しく
澄み渡った空の向こうに
英彦山の面白くも美しい尾根が見えます。
恩人はなんとお弁当まで用意してくれて
(いや私が用意すべきところ・・汗)
2人で畑に腰を下ろして
一緒におにぎりを食べました。
とんでもない開放感の中
土にまみれて体を動かした後の心地よさ
そりゃもう
とっても美味しかったです!
苗の植え付けは無事に終わり
「大きくなれよ~♪」と大満足で
恩人と畑をあとにしました。
おわりに
![](https://kozoandon.com/wp-content/uploads/2022/11/農園3.jpg)
結局、土地探しから植え付けまで
すべて農家出身の恩人のおかげ!
恩人の家が楮(こうぞ)を専門に
栽培しているわけではありませんが
色んなアドバイスをしてくれた上に
最後の植え付けまで手伝ってくれて
本当に助かりました!
猪突猛進な私が一人で開墾したことを考えると
ゾッとします。
全然違うことを平気でやって
自己満足に浸っているのが
目に浮かびますね・・・
ということで
また畑の様子をお伝えしたいと思いますが、
実は順風満帆は程遠く、
今回の体験も無になってしまうという
大失敗も待ち受けています。
そんな失敗談こそ
惜しみなく公開したいと思いますので
しばらくお待ちください。
(失敗談は山ほどありますしね。涙)