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ちぎり絵・下絵も絵心もいらない? 超簡単なやり方で芸術作品が完成

八女市から一人でお越しいただいた美しい大人女子の作品。とっても素敵!サインも素敵~!!

ども!ちぎりちぎり侑布です♪

今回は下絵無しでもできるちぎり絵のお話。

例えば、30分くらいしか時間が取れない
といったとき。

この時は下絵無しでやる方が
ちょうどよいペース配分となります。

本格的にちぎり絵の作品を作る時は

便利な道具がいくつかあります。

先のとがった鉄筆や
細くてシャープなラインを出すには
やはりカッター必要だったり・・

でも、30分という時間の中で
精巧な作品を仕上げるのは

厳しいものがあります。

それならば
下絵無しで道具も不要で

シンプルに指先でちぎって
貼っていく作業だけ

でもこれ、
本格的な作品が仕上がるから

驚きなのです。

早速見ていきましょう♪

下絵や道具を使わずにできる 「和紙ちぎり絵」 はこんな感じ

上野(あがの)陶芸館・ギャラリー陶にて

今回は30分という時間内で行う
ちぎり絵の様子をお伝えします。

先日、福岡県福智町上野ギャラりーで
行われたちぎり絵イベントの様子を

ご参考までにお伝えしますね。

見本の絵がついていますが、
下絵を描き写したりする必要はなく

見本の絵を見ながら作っていく
流れです。

本格的にやる時は
チャコペーパーを使って
台紙に下絵を描き写す作業から始めます。

次に和紙の方にも下絵を描き写して
和紙をちぎっていきます。

そしてその台紙の下絵に合わせて
ちぎった和紙を貼っていくのですが、

今回はそれをしません。

台紙はハガキを使いますが、
下絵は描かずに真っ白なままです。

そこに色和紙を貼っていきます。

さあどうなるでしょうか。

最低限必要なもの ~ 見本の絵と色和紙とのり

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今回使った道具から見ていきましょう

まずは見本の絵。

夏真っ盛りでしたから

「アサガオ」

「ヒマワリ」

「スイカ」

「カブトムシ」

をご用意しました。

見本の絵、必要な色和紙と

テーブルの中央に水のりを
用意しました。

※水のり~でんぷんのりを
水で溶いたもの

念のため鉛筆も用意しておくと
いいでしょう。

簡単和紙ちぎり絵 ~ 完成までの流れをざっくりと

下絵を描かなくても上手にちぎって貼って、ちぎって貼って・・・

今回は30分のイベントです。

もしこれが1時間や2時間のイベントなら
また内容が変わってきます。

例えば2時間の講座として行う場合は
テクニックの部分もゆっくりと
お伝えできますから

道具もしっかりと用意しますし、
その道具をゆっくりと使う
時間もありますね。

今回は30分ですので、
のり以外の道具はほぼありません。

台紙はハガキを用意しました。

ハガキに下絵を写すことさえ
しませんので、

真っ白なハガキの面に
ちぎった和紙を載せて貼っていく
作業となります。

厳密に言うと、

台紙となるハガキに下絵は描かずに

見本の絵を見ながら
ちぎった和紙をハガキに置いていき

のりで貼っていく・・

といった作業になります。

至ってシンプル、本当に、
色和紙をちぎって貼っていくだけです。

それでも芸術品は誕生するのです。

対象年齢は? 下絵がないのはやはり難しいのでは?

oplus_32

下絵がない・・ということは、

見本の絵を見ながら、

見本通りに色和紙を貼っていく
といった作業になりますので

当然、得手不得手があります。

実際やってもらったところ

見本の絵を見ながらどんどん上手に
貼っていく子もいれば

ハガキのどこに貼っていいかわからず

とても貼りにくいと感じる人も
いらっしゃいました。

その時は助け舟を出してあげましょう。

例えば「アサガオ」の作品なら

真っ白なハガキの面に、

「花びらの中心がこの辺にくると
いいですね~」といって

鉛筆で小さな丸を付けてあげると

ただそれだけで花びらをどんどん
貼っていくことができました。

また、下絵無しで和紙をちぎることも
慣れないと難しいですよね

手が止まっていたり
困っている様子があれば

和紙の方にも花びらの形など
鉛筆で簡単に描いておくと

ちぎりやすいですね。

鉛筆をひとつ用意しておけば
自分で好きなように描いて

上手にちぎっていましたよ。

対象年齢はかなり広くて、

小さなお子様やご高齢の方でも
ちぎり絵を楽しむことができます。

一番小さな子で2歳の女の子がいましたが
興味津々で参加してくれました。

といっても、途中で飽きてしまったり
小さすぎるパーツがちぎれずに
嫌になってしまったりと

そばで大人の協力が必要であることは
言うまでもありませんが、

小さな子どもの場合は
下絵が無い方が自由に貼れるので
かえって良いかもしれません。

(下絵があってもかなりはみ出たり
することもあります。)

ご高齢の方で絵心がないないと
嘆いている方も時々見られますが、

想像以上の物が仕上がります。

ここがちぎり絵の面白いところで
ご本人が驚くこともしばしば…

案ずるより産むが易しで

楽しんでいただくと嬉しいですね。

下絵なしでもここまでできる! ~ 才能溢れる作品たち ~

夏真っただ中、和紙の原料となる楮の木、今年も元気いっぱいです。

今回は夏をテーマにご用意しましたが、

素敵な作品がたくさん!

もちろん下絵は描かずに
見本の絵を見ながら
作品を作ってもらいました。

ご紹介させていただきたいと思います。

アサガオ ~ 進化しているちぎり絵の腕前!

絵を描くのが大好きな女の子、今回のちぎり絵イベント、楽しみにしてくれていました。

小学生の女の子、前回はクリスマス
ちぎり絵イベントに参加してくれ、

今回の上野ギャラリーにも
遊びに来てくれました。

最初は下絵がないのでハガキのどこに
どうやって貼ろうかと

少し考えていたご様子・・。

ところがその後は
サクサクとあっという間に完成!

素晴らしいアサガオが完成しました。

ヒマワリ ~ オーラあり過ぎてまぶしいヒマワリ♪

サラサラと流れるように作られていました。素敵すぎますね!お名前聞いておけばよかった!

上野焼のイベント、陶器のろくろ体験
に参加された女性の方が

ちぎり絵コーナーにもお立ち寄りいた
いて、

素晴らしいヒマワリを完成されました!

実に気持ちよく、感性溢れる作品です

とっても可愛い「お姉ちゃんと弟くん」の作品

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とっても可愛いお姉ちゃんと弟くん

小さいながらもしっかり集中して
最期まで自分で貼っていました。

よく頑張ったね~♪

お母さんの優しいサポートもナイス!

可愛い天使の作品です♪

カブトムシにスイカをプラス♪ オリジナリティ溢れる作品です。
こちらもすごく独創的! 自分下絵を描いて頑張りました。みなぎるパワーを感じますね。

大人女子も作品も、美しすぎる・・・

福岡は天神方面からはるばるお越しいただきました。とっても素敵な方でした。スイカも可愛いくて大好き♪

カッコいいなあと思ったのが
大人女子がふらっと参加される姿。

昨年末のクリスマスちぎり絵イベント
の時も感じたのですが、

すっと一人で立ち寄って
静かに楽しんでいかれる

大人男子と大人女子

その立ち振る舞いに本当に
痺れます。

仕事もしっかりこなしながら
遊びもしっかり楽しむ!

さすがだなあと思いますね。

今回は男性お一人参加がなかったので
ちょっと残念!

美しい親子の物語 ~ 宗像市よりひと夏の思い出。

大きくなったねー! 久しぶりに会うかのんちゃんの作品♪ 

美しい親子も宗像市からはるばる
参加してくれました!

可能性あふれるお嬢様の作品♪

斜めの構図のアサガオは
完成度高すぎますね。

このまま装丁としても活かせそう!

風を感じる! ライダーでギタリストで明太子なお母様なのです。

風に吹かれている気持ちいいヒマワリ

生きている感じがすごく伝わります。

黄色使いがとっても奇麗でキュート!

お母様もとってもキュートでした♪

宿題のヒマワリはまるで生きているよう!

このヒマワリたちは絶対に唄っています♪(^▽^)

ご来場いただいてもお時間のない方の
ために、

今回はちぎり絵セットとして
お持ち帰りいただけるように
パッケージにしていたのですが、

早速「家で作ったよ~」と
嬉しいメールをいただきました♪

まるで音楽が聞こえてきそう!

ヒマワリが唄っていますよね~

躍動感あふれる素敵な作品でした。

ありがとうございました。

ABOUT US
yuu
村上侑布 / yuu murakami ~ 福岡在住      美しい楮(こうぞ)の枝に魅せられた私は、ひょんなことから創作の世界へ身を置くことに。 それから試行錯誤の日々が始まり、手漉き和紙、木工、塗装、染色、電気など学んでみたものの『たった1台の灯りを作るのさえ、 ままならない・・!』 先が見えず焦燥感ばかり募る数年間を、悶々と過ごしてきました。 ようやく少しずつ形となってきて、 現在は、和紙の原料となる楮(こうぞ)の木を育てて収穫し、手漉き和紙と行灯を製作する傍ら、和紙ちぎり絵のワークショップを開催しています。 三大フェチである「路地裏・扉・階段」をモチーフに、店長・アレキサンダーとの工房暮らしを満喫中。