こんにちは。ちぎりちぎり侑布です♪
![](https://kozoandon.com/wp-content/uploads/2022/10/楮1年目.jpg)
さてさて我が家では
楮(こうぞ)という名前の
和紙の原料になる木を育てています。
この楮の木、
ある時、新芽がすぐに食べられてしまうという
食害が続いていました。
恐らく鹿の仕業だろう・・
と思っていたのですが
畑の楮の周りには
たくさんの足跡がついていました。
ん~、イノシシのような鹿のような?
もっと小さな足跡もたくさん!
もしかすると
アナグマなど小動物かもしれません。
サルも山にはいますしね。
新緑の時期、
植物は枝の成長とともに
新芽がどんどん出てきます。
楮も例外なく、
新芽は柔らかくて美味しくて、
楮の葉は人も食べることができます。
山の食べ物が少なければ
小動物たちにとって
楮はご馳走に近いかもしれません。
動物の食害でなかったとしても
たくさんの虫や鳥たち自然の生き物が
楮に関わっていることもまた事実です。
![](https://kozoandon.com/wp-content/uploads/2022/10/鹿とイノシシ.jpg)
一本の木の世界にも
食物連鎖が山ほど繰り広げられている。
と何だか長々と壮大な言い訳をしておりますが
『楮(こうぞ)栽培奮闘記』と
関係ないお話がもう少し続きます。
ごめんなさいね!(汗)
さて今回は
我が家のプランターのひとつ、
ミントの森の食物連鎖のお話・最終話!
大活躍のカマキリ三兄弟はどうなったでしょうか?
昆虫が苦手な方は
重ねてごめんなさいね!m(__)m
Contents
バッタの数が激減! カマキリ驚異の大活躍! 楮栽培奮闘記 番外編
![](https://kozoandon.com/wp-content/uploads/2022/10/カマキリ3.jpg)
カマキリ三兄弟が登場してからのち。
驚いたことにメキメキと
見た目にバッタが減っていきました。
うじゃうじゃと
100匹以上はいたチビバッタ達が
探さないと見つからないほどにまで
減っているのです!!
とはいってもまだ、
2、30匹はいる感じでしょうか。
ミントの葉をモリモリ食べて
成長著しいチビバッタ達のすぐ横で
そのチビバッタをむしゃむしゃ食べる
カマキリたち。
ある時はお互い休憩中なのか、
補色の関係のカマキリとチビバッタが
すぐ近くにじっと佇んでいるという
カオスな光景も見られました。
![](https://kozoandon.com/wp-content/uploads/2022/10/カオスの図.jpg)
バッタの赤ちゃん達は
カマキリが敵だという認識が
まるでないように見られます。
実際そうかもしれません。
目の前の美味しい葉っぱを食べて
どんどん大きくなることが
今のチビバッタ達の精一杯の任務なのか
敵と戦う以前に、
敵から逃げるという動作も見られません。
これは育っていく内に養われる
「学習能力」として
敵を認識して逃げて生き残こる術・・
を獲得するには
もう少し大きくならないと
難しいのかもしれません。
ミントにとって害虫とはいえ
チビバッタ達に対して
ちょっと同情してしまう瞬間です。
生き物を採って食べて生き残る。
この補色の関係が繰り広げられる・・・
残酷な現実ですが、世界の縮図ですよね。
それにしてもカマキリの活躍ぶりには
本当に驚きました。
チビバッタ達を食べつくしてしまうのも
時間の問題でしょう!
ミントの森 形勢逆転、チビバッタ達の逆襲? 楮栽培奮闘記 番外編
![](https://kozoandon.com/wp-content/uploads/2022/10/形勢逆転.jpg)
さて、それから3日と経たない内に
ミントの森を覗いてみると・・
あ、あれあれ??
カマキリの姿が見られません。
チビバッタは3日前と同様、
まだ2,30匹ほどはいそうな感じです。
ですがやはり、
カマキリの姿を見つけることができません。
ちょ、ちょっと・・・
カマキリ三兄弟どこいった??
「もうバッタは絶滅するだろう」
勝手にそう思っていた私はかなり焦りました。
小さなプランターのミントの森に
居ついてくれたカマキリ三兄弟。
3体もいればすぐに見つけられるので、
ミントの森をちょこっと覗くたびに
すぐにカマキリのどれかが
目に入っていたのですが
いくら探してもミントの森にいないのです。
まずい・・・。
これは非常にまずい・・・。
私が必死でしばらく探していると
ようやく1体のカマキリが
ミントの茎のところに捕まっているのを
見つけました!
あとはどうしても見つからず、
結局カマキリ三兄弟はいつの間にか
たったの1体になっていました。
![](https://kozoandon.com/wp-content/uploads/2022/10/かまきり2-1.jpg)
原因はわかりません。
色んな蜘蛛がよく行きかっていますから
このカマキリよりも大きな蜘蛛に
捕まってしまったのか・・・
はたまた近くの鳥に
ついばまれてしまったのか
どこかよその餌場に移動したのか・・
まさかの・・共食いとかあるの??
ふわ~、一気に形勢逆転、
チビバッタの数は減ったといえど、
食欲旺盛にミントの森を
毎日モリモリと食べています。
それに対して一体のカマキリ・・
これはピンチです!
攻防戦、ドクターストップ!ミントを水洗い? 楮栽培奮闘記 番外編
![](https://kozoandon.com/wp-content/uploads/2022/10/荒れ果てたミントの森.jpg)
ここにきてようやく
ミントとバッタの果てなき攻防に
終止符を打つことになりました。
これ以上
戦いを静観できません。
ドクターストップ、
完璧な敗北です!
チビバッタ達の数は減っても
一匹のカマキリでは太刀打ちできないという
状況になってしまいました。
ミントの森はもうとにかく汚れてよれよれ、
枯れる寸前でフンや大量の抜け殻や何やら
小さなたくさんのちりとなって
森全体に降り積もっている感じです。
少々荒療治、
プランターを横にして
ミント全体にシャワーをかけました。
一匹のカマキリは
水シャワーの前に先に庭に放ち、
あとはバッタ達を取り除く作業です。
これでだいぶほこりやちりが取れました。
が・・食べつくされる寸前のミントの森は
痛々しいばかり・・・。
小さなバッタ達は
水流に流されてどんどん
ミントから落ちていきました。
バッタの体長も
1センチ強の大きさになり
色つやもよくぷりぷりしています。
荒療治は続きます。
![](https://kozoandon.com/wp-content/uploads/2022/10/ミント水洗い-1.jpg)
プランターをひっくり返して
根こそぎ取り出し
バケツに張った水の中に
ミントの頭を付けて
ジャバジャバとゆすぐ感じです。
これでまたたくさんのバッタ達を
捕獲できました。
ミントの苗はボロボロですが
根っこはしっかりと横につながり
まだ頑丈な様子でした。
それからプランターに
新しい土を入れて
植え替えの作業。
弱っている苗に植え替えの作業は
大変な負担を強いてしまうことは
言うまでもありません。
ミントはどんどん
黒ずんでいきました。(涙)
ミントとバッタの果てなき攻防 最終回 楮栽培奮闘記 番外編
![](https://kozoandon.com/wp-content/uploads/2022/10/枯れたミント.jpg)
残念ながら
ミントの森は一気に色褪せ
瑞々しい青からどす黒い色に変わり
とうとう枯れてしまいました。
ところが、
黒くなった枝が何本か残っている
そんな状況からでも
新しい芽がどんどん出てくるのです。
噂に聞いていた
ミントの強さを目の当たりにしました。
ですが
さすがにここまで!
もうこれ以上は勢いを盛り返すことなく
完全に枯れてしまいました。
![](https://kozoandon.com/wp-content/uploads/2022/10/粘るミント.jpg)
今回、
ミントを丸ごと水洗いしてしまったこと。
育ち過ぎている根を整理して
切ってしまったこと。
かなり弱っている状態で
追い打ちをかけるような
致命傷を与えてしまったことは
言うまでもありません。
やはりバッタの食欲はすごく
天敵のカマキリの登場もありましたが
結果ミントは毎日モリモリと
食べ尽くされていきました。
振り返って悔やまれることは
ミントの森すべてを水洗いする前に
一部の株を
除いてておけばよかった・・。
そして水洗いせずに淡々と
チビバッタ達を指でつまんで
捕獲していき、
そこに野生のカマキリを投入する。
(や、これはまた無間地獄か・・・。)
どっちにしても
無理かもしれないけど、
ミントの森は復活したかもしれない。
とにかく今回は
チビバッタとカマキリ三兄弟の
観察重視になってしまって
ミントよ、
本当にすまなかったね。
食物連鎖の実験は今回で終わりました。
恐るべきバッタ達!
![](https://kozoandon.com/wp-content/uploads/2022/10/バッタ2.jpg)
世界でもイナゴの集団が
村を食べつくすとかありますもんね
まさにそれ。
また新しく
ミントの森を育てたいと思いますが
は~チビバッタ達、
来年もまたいたら嫌だな・・・。
楮栽培のお話から脱線した番外編の
『ミントとバッタの果てなき攻防』
ここまでお付き合いありがとうございました!