ども!ちぎりちぎり侑布です♪
いよいよ福岡県田川市美術館にて
二人展開催です!
~ 資源が絆ぐ ~
八女和紙現代アートと灯り展
11/19(火) ~ 11/24(日)
ちぎり絵のワークショップも
同時開催♪
はじめてさんでも大丈夫♪
30分ほどで完成できる内容です。
さてさて‥‥
今回は八女市在住のアーティスト
WAVEさんと
田川市在住の私、村上侑布の二人展
なのですが、
その前に田川を知らないと!!!
ということで
WAVEさんと私は
「田川市を巡る日帰り旅」を
決行したのでした!
Contents
田川探訪、見どころはまずここ! 田川市石炭・歴史博物館
私は田川市在住ですが、
以外と知らないことも多く、
また八女市在住のWAVEさんは
田川市なんて全く知らないはず・・。
そこでまず行ったところは
田川市石炭・歴史博物館
歴史からちょっと探ろうでは
ありませんか
しかも嬉しいことに、
美術館から車で5分もかからない所に
あるんです。
田川市石炭・歴史博物館 まずは1階フロア♪
ここ田川市石炭・歴史博物館は
かつて炭坑で栄えた街、
田川市の産業遺産として重要な役割を
担っている博物館。
田川市といえば…
ただの片田舎ではありませんよ~
実は石炭全盛期の頃は
全国の石炭産出量の50%を
田川市を中心とするこのエリアで
採れていたというから
本当に驚きなんです!
石油が登場する前の、
当時のエネルギーの最先端で
人がどしどしと集まってきていた
そんな時代があったのです。
1階の展示ルームには
採掘に使われた道具や機械はじめ
色々な展示物があります。
実際に地下の坑道と同じように
真っ黒な石炭のトンネルの中を
人やトロッコを配備して
当時の採掘現場の状態を
リアルに再現している
ジオラマもありました。
(等身大でしたよ!)
またVRシアターでは
CGを使って、エレベーターで
地下の坑道へと降りていき、
作業を行う作業員と同じ目線で
(自分も一員になったよう・・)
当時の仕事ぶりを
ヴァーチャルに体験することができます。
山本作兵衛氏の常設展 田川市石炭・歴史博物館の2階も凄い!
山本作兵衛氏をご存知ですか?
炭坑労働者としてヤマに入り、
その時経験して目にした様子を
記録画としてたくさん絵に残しました。
これがなかなか精密でわかりやすい絵
なんですね。
絵のタッチも優しい感じで・・
実際に炭坑労働者の様子をそのまま
絵に描いて残していますので、
当時の作業の様子や道具設備などが
正確に伝わってきます。
歴史的価値の高い貴重な資料となって
いることは言うまでもありません。
そしてなんと!
ユネスコ世界記憶遺産に日本で初めて
登録されたのです!
これは自慢できる、田川万歳!
山本作兵衛コレクションとして
凄いですよ、絵だけでも600点近く、
ここ田川市石炭・歴史博物館で
大切に保管されています。
屋外展示場も行ってみた、スケールがでかいぜ!
1階展示室の奥から
外に出れるようになっていて、
屋外展示場へと繋がっています。
ここは炭坑で使われてきた大型機械
がずらりと並んでいます。
採掘や運搬に使われた大型機械、
大型特殊機械ですよね、
これが坑道の中にも入っていたのか~
と驚きますね、
石炭全盛期の頃はやはり最先端の技術
を投入していますから納得です。
全部薄いグリーンのような色で塗装して
いたんですよ、
てっきり蒸気機関車のようなイメージで
黒と思っていたのですが・・
たまたま近くに掃除をしていた職員の方
がいらっしゃったので聞いてみると
錆防止で塗装しているとのことでした。
なるほど~大型機械、
巨大な鉄の塊ですもんね~
「産業ふれあい館」とは?? まだまだ続く、田川市石炭・歴史博物館
屋外展示場の大型機械たちを
通り抜けると・・
あれ??
昔懐かしい長屋住宅が並んでいます。
ここが「産業ふれあい館」といって
復元炭鉱住宅のエリアなんです。
炭坑産業の街にはたくさんの労働者が
集まってきましたから、
炭坑住宅もたくさんありました。
木造建築でお隣と繋がっている
長屋と呼ばれる建物ですね。
私も幼い頃に炭坑住宅に住んでいた
ことがあったそうなんです。
ここ「産業ふれあい館」には
当時を再現して炭坑住宅が建てられて
あり、
中にはちゃぶ台や家財道具もあり
人(人形)までいましたから
ちょっと驚きです。
明治から昭和にかけての暮らしぶりが
わかるようになっています。
「二本煙突」と「竪坑跡」 ~田川のシンボル・巨大なオブジェ ~
田川市石炭・歴史博物館の敷地は
そのまま公園となっていて
広くゆったりとした敷地の中に
建物と竪坑跡、
そして田川を代表する「二本煙突」が
そびえ建っています。
遠くに香春だけの山が見え
ここは田川を語るにまず大事な場所で
あることを気づかせてくれますね。
巨大なオブジェ・竪坑跡 (地下坑道への入り口)
竪坑跡とは、垂直に地下に掘り下げら
れた坑道のこと。
地上から地下の坑道へ行くための
入り口ですね。
こちらは、石炭・歴史博物館の
産業ふれあい館からもよく見えます。
この竪坑跡から、
人が次々と地下へと降りていき
過酷な労働条件の元
一生懸命働いていたのですね。
実際に目にした竪坑跡には、
まるで櫓のような、巨大な鉄の大きな
機械がそのまま地上に残っています。
しっかりとしてなかなかの大きさ。
石炭を運ぶだけでなく、多くの人や大
型機械を地下へと入れることができた
のも納得です。
今は閉鎖されているので、地下の坑道
には入れることはありませんが、
今でも地下のたくさんの坑道が存在は
しているでしょうから、
なんだか不思議な感じがしますね。
田川市の大切なシンボル、美しい「二本煙突」
竪坑跡と同じ敷地内に
大切に保存されている二本煙突
田川市のシンボルであり、田川市民に
愛されている大事な煙突です。
近くで見ると圧巻ですよ!
でも・・1年365日、
ライトアップされているという事実を
知りませんでした。
ここは広々とした公園になっています。
犬の散歩をしたり、
走っている人やウォーキングをしてる
人がいたり、
子どもたちのための遊具もあります。
家からは遠いので近い方が羨ましい!
あ・・竪坑跡も・・・
ライトアップされていました!
終わりに
今回は田川市石炭・歴史博物館に
スポットを当ててみました!
この日の探索で、私たちは石炭から
強いインスピレーションを受け、
作品製作においてのたくさんのヒント
をいただきました。
八女和紙を使って「炭坑」を表現して
おります。
それでは!
会場でお待ちしております♪
お気軽にお立ち寄りくださいね~!