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50代~【大人の和紙ちぎり絵入門①】道具とやり方を簡単に解説

こんにちは。ちぎりちぎり侑布です♪

大人のための和紙を使ったちぎり絵」

初めての方でも楽しく取り組めるように

実技に入る前段階として

和紙ちぎり絵の概要から
簡単にご説明したいと思います。

ちぎり絵は文字通りちぎって貼れば
できあがっていくアートのことですね。

それが私たち大人に
様々な良い影響があることもわかっています。

では早速見ていきましょう♪

大人の和紙ちぎり絵とは? 簡単?良い影響があるの?

和紙そのものが安らぎや安心感を与えてくれます。乱れている自律神経に優しいですよ。

「大人のちぎり絵と言われても
今までやったことないし

そもそも何かを作ったのは
小中学生の工作の時間くらい・・

仕事に疲れて体力もなくなってきたけど

でも良い影響があるのなら・・・??

少しだけ興味があるかも・・・??

確かに40代50代になると
仕事のあとの余力が
なかなか残っていませんよね

ちぎり絵は体力を使うことは
ほとんどありませんので
ご安心ください。

むしろメリットが多いです!


まずはちぎり絵の世界を
のぞいてみましょう。

和紙ちぎり絵って何をするの?どんな世界なの?

貼る作業でさまざまな表現ができます。それも美しい和紙を使うので仕上がりが美しいのです。

和紙ちぎり絵は、
和紙を手でちぎって絵を作る
日本独特のアート
です。

和紙そのものが、
植物の繊維から作られた自然素材ですから

指先を使って細かくちぎって
色や形を整えて貼っていくことで

絵画のような作品を作り出します。

和紙ちぎり絵の作品は、
柔らかい和の雰囲気があり、
美しく精巧な技術で作られたものが多いです。

「和紙絵」と表現することもあり、
和紙の風合いが見事に生かされています。

大人にも子どもにも楽しめるアート作品で
簡単なものから本格的なものまで
幅広い作品があります。

和紙ちぎり絵の魅力を簡単にお伝えするよ♪

いろんな和紙を触りますが、とても心地よいです。

和紙ちぎり絵には、たくさんの魅力があります。

なんといっても手作りならではの温かみや
独特の風合いがあります。

和紙の繊維を手でちぎって作るため、
一つ一つの作品に温もりが感じられます。

和紙自体にも豊かな風合いがあり、
色や質感も様々で、その素材の美しさを
活かして作品を作ることができます。

簡単な作品なら
初めての人でも簡単に始められますし、
お手軽に楽しめるのが魅力です。

手軽に材料を揃えられるので、
自宅で制作することもできます。

また、自分で作った作品を飾ることで、
自分自身の作品に誇りを持つことができ、
やりがいを感じられます。

大人になってから始める和紙ちぎり絵は、
ストレス解消にもなりますし、
自分自身のセラピーとしても有効です。

和紙ちぎり絵は初心者でも簡単に楽しめるって本当?

ちぎる作業がまた無心になれるのです。

和紙ちぎり絵は、
初心者でも簡単に楽しめるアートの一つです。

その理由は、以下のような点が挙げられます。

まず、和紙ちぎり絵は、
紙をちぎるだけで作品が完成する手法です。

そのため、筆や絵の具を使う必要がなく、
道具もいたってシンプルです。

紙をちぎることで、
独特の質感や色合いが生まれ、
簡単な作業でも
美しい作品を作ることができます。

また、和紙ちぎり絵は、
失敗を気にせずに
作品作りができる点も魅力です。

紙をちぎって貼り付けるという作業は
簡単ながらも様々な技巧があるのですが

たとえ失敗しても
その部分を補修することができます。

貼り直しもできるということですね。

そのため、初心者でも安心して始められます。

さらに、和紙ちぎり絵は、自由度が高く、
自分自身の創造力やアイデアを
活かすことができる点があります。

オリジナルの作品を作り出したり、
絵画として飾るだけでなく、
手作りカードやポストカード、
アルバムの飾り
としても使えるため、

幅広い用途に活用することができます。

ちぎり絵に使う「和紙」について簡単に解説するよ♪

和紙と関わることなんて早々ないのでは??

ここでは和紙の基礎知識について
少し書いていますが

知っておくと出来上がった作品が
すごく上達して見えることに
きっと役に立ってくれますよ。

技法をしっかり学ぶ前の予備知識として
読んでみてくださいね。

ちぎり絵に使う和紙の種類と選び方をまとめてみた

これは手漉き和紙の雲龍紙。とても美しくて驚きます。

まず、和紙の種類としては、
紙すきの方法によって、
大きく二つに分かれます。

一つは、機械すきで作られる
機械和紙、

もう一つは手すきで作られる
手漉き和紙です。

手漉き和紙は、手作業で繊維を伸ばし、
手作業で紙を漉いて作られるため、

手触りや風合いが独特で、
温かみと高級感があります。

職人さんひとりひとり
同じものは作れないですね。

個性ある強くて美しい紙です。

今ではネットショップで
手に入りますから
是非調べてみてください。

魅力的な和紙がそれはもう
たくさんありますよ!

ちぎり絵用として
セットで売られている和紙には
機械漉きのものも多く、
手漉きの物より安価になることが
大きな魅力です。

どちらも長所短所がありますから
用途によって使う和紙の種類を
決めるとよいでしょう。

これは板締め紙、板で挟んで締め付けて染料につけるので奇麗な白ムラができますね。

また、和紙の色や模様によっての
種類としては

代表的なもので

雲龍紙(うんりゅうし)

板締紙(いたじめし)

もみ紙(もみがみ)

典具帖紙(てんぐじょうし)

落水紙(らくすいし)など

作品の部位によって
貼る和紙を使い分けています。

和紙の種類はとても多いため
どの和紙を選んでいいのか
わからないと思います。

そのときはまずは何を描くのか

そこで必要な色から決めていく
わかりやすいでしょう。

赤い花をモチーフとするなら

赤い色と緑色

は必ず使う色であることはお分かりですね。

あとは
ちぎり絵特有のルールで

グラデーションの色目だと

花びらを表現するのにぴったり!

ということを
覚えておくとよいでしょう。

慣れてくると
表現方法のスキルあげに
様々な特徴の和紙を使う
ことを
学びます。

例えば・・
典具帖紙を重ねて貼ることで
モチーフに陰影がつき

立体感を表現することができます。

色んな技法はこれから
ゆっくりと学んでいきましょう。

ちぎり絵の基本的な道具と使い方を簡単に解説するよ♪

のりはでんぷんのりを水にといてます。 ガラスの容器が重いおかげで筆が倒れない。

基本的な道具は
和紙、ハサミ、のり、筆です。

和紙は細かくちぎれるように
柔らかくて丈夫なものが適しています。

また、染めてある和紙や
様々な文様が入った和紙などを使用することで、
より美しくリアルな作品ができます。

ハサミは、くっきりとした線を
出したいときに使います。

手でちぎるとぼやけた輪郭になるため
(これがちぎり絵の醍醐味ですが)

植物の茎の直線のラインを出すときなど
たまに使うことがあります。

切れ味の良いものを
ひとつ用意しておくとよいでしょう。

のりは、台紙にちぎった和紙を
貼り付けるために必要です。

事務用のでんぷんのりで十分です。

筆は、のりを塗るために使用します。

ちぎり絵の和紙の色やデザインの選び方の深堀するよ♪

一枚の赤い和紙だけで花を表現するのではなく、少し違う赤を用意するのがコツ。

和紙の色やデザインについて
少し述べましたが

ここではもう少し
深堀してみたいと思います。

まず、色の選び方ですが、

描きたいモチーフの色を選んだら
その色と少し違う色も用意しましょう。

先ほども例に出した赤い花。

赤い花を表現するのに
赤い色の和紙を用意しますが

少し濃いめのものと薄めのもの
あるとよいでしょう。

隣同士になる花びらを違う色で貼ると
ちぎり絵特有の表現ができ

花びらがのっぺりすることなく
一枚一枚がしっかりと表現されます。

グラデーションの色目の和紙があると
1枚で薄い部分と濃い部分がありますから
重宝しますね。

ちぎり絵は濃淡を上手く使うことで
作品のリアルさが表現できる
ことが
お分かりですね。

これは理屈よりやってみると
本当によくわかります。

少し違う色目の和紙や
グラデーションの和紙を使って
是非試してみてください。

次に、デザインの選び方ですが、
和紙には多種多様な柄があります。

和紙を拡大してみると
自然豊かな独特の風合い。

雲龍紙は植物の繊維がたくさん
入っていますし

典具帖紙は自然の網戸のような
涼しげな模様ですね

またクレーターのような穴の模様や
引き裂いたような模様など

手法も様々です。

デザインについては
技巧を覚えていきながら
必要なデザインの和紙が
理解できてきますので

最初わからないときは
シンプルなものを選んで
問題ありません。

さいごに

色んな紙で作る貼り絵も面白いです。

いかがでしたか。

基本的なところをお話しましたが
ちぎり絵はとても自由度が高いので

是非あなたのセンスで
ちぎっては貼り~ちぎっては貼り~♪と

楽しんでみてください。

さて次回は・・・

大人ならではのモチーフ選びと
心を整えてくれる癒しの効果について

まとめてみました♪↓↓↓

それではまた!

ABOUT US
yuu
村上侑布 / yuu murakami ~ 福岡在住      美しい楮(こうぞ)の枝に魅せられた私は、ひょんなことから創作の世界へ身を置くことに。 それから試行錯誤の日々が始まり、手漉き和紙、木工、塗装、染色、電気など学んでみたものの『たった1台の灯りを作るのさえ、 ままならない・・!』 先が見えず焦燥感ばかり募る数年間を、悶々と過ごしてきました。 ようやく少しずつ形となってきて、 現在は、和紙の原料となる楮(こうぞ)の木を育てて収穫し、手漉き和紙と行灯を製作する傍ら、和紙ちぎり絵のワークショップを開催しています。 三大フェチである「路地裏・扉・階段」をモチーフに、店長・アレキサンダーとの工房暮らしを満喫中。