- 和紙の基本的な知識と、高い耐久性を持つ理由
- 手すき和紙と機械漉き和紙の決定的な違い
- 100均ダイソーの和紙のスペックと、クラフトへの実用性
- 本物の手すき和紙と100均和紙の上手な使い分け方法
ども!ちぎりちぎり侑布です♪
さあ今回は「和紙が欲しくなった時」の素朴な疑問について、見ていきたいと思います!
100円ショップのダイソーでも手軽に手に入るようになった和紙ですが、果たして本格的な「手すき和紙」との違いはどこにあるのでしょうか。
この記事では、和紙の基本的な知識から、手すきと機械漉きの決定的な違い、とダイソー商品の実力までをプロの視点で徹底解説します。
和紙選びで迷っている方や、100均の和紙がちぎり絵などのクラフトに使えるか知りたい方は、ぜひ最後まで参考にしてください。
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Contents
そもそも「和紙」ってどんな紙?知っておきたい基本
和紙とは、日本古来の伝統的な製法で作られた植物を原料とする紙のことです。
主に「楮(こうぞ)」「三椏(みつまた)」「雁皮(がんぴ)」といった植物の靭皮(じんぴ)繊維が使われます。
これらの繊維は非常に長く、複雑に絡み合うため、洋紙に比べて薄くても破れにくく、非常に長持ちするという特徴を持っています。
何百年も前の古文書が今でも美しい状態で残っているのは、和紙の持つ高い耐久性のおかげです。
手漉き和紙の風合い?一言で言うなら「癒し」そのもの!
自然の植物繊維たちが織りなす風合いや手触りは思わず笑みがこぼれてしまうほど。
強く優しく美しく、そして温かみのあるこの素晴らしい素材。
毎度のことですが、いちいち感動しております。



徹底比較!「手すき和紙」と「機械漉き和紙」の決定的な違い
和紙には、大きく分けて「手すき和紙」と「機械漉き(きかいずき)和紙」の2種類が存在します。
一見すると同じように見えることもありますが、その製造工程や仕上がりには明確な違いがあります。


職人が一枚ずつ仕上げる「手すき和紙」の特徴

手すき和紙は、熟練の和紙職人が「流し漉き」や「溜め漉き」という伝統技法を使い、一枚一枚手作業で漉き上げていきます。
そのため、紙の端に「耳」と呼ばれる自然な凹凸が残り、一枚ごとにわずかな厚みの変化や独特の風合いが生まれます。
参考までに ~ 手漉き和紙なら和紙の四辺とも耳がでますが、紙の大きさによっては裁断して耳を落としていることもありますので、耳で判断するのも難しいと思います。耳ってデザイン的にも面白いんですよね~。機械漉きでも工程によっては耳ができるはずです。奇麗に裁断して納品していますが・・。
繊維がランダムに絡み合うため、どの方向から引っ張っても均等な強度を持ち、ちぎったときに美しい「毛羽(けば)」が出るのが大きな魅力です。
大量生産でコストを抑えた「機械漉き和紙」の特徴
機械漉き和紙は、伝統的な和紙の製法を機械化し、ロール状で大量に生産できるようにしたものです。
裁断して店頭に並ぶことも多く、ロールじゃないから手漉き和紙!ということではありません。
厚みが均一で品質が安定しており、手すきに比べて非常に安価に製造できるというメリットがあります。
しかし、機械で一定方向に網を動かして漉くため、繊維が一定の方向に並びやすく、破りやすい方向と破りにくい方向が生じる傾向があります。
機械漉き和紙はかなり均一な表面です。が、素人の方が見た目で判断するのは難しいかも・・。
大量生産に強い洋紙の技術が入ってきたので、和紙もたくさん作れるように機械で紙漉きができる技術を開発していきました。
機械技術の向上に伴って、手漉きか機械漉きかを見分けるのも難しいときがあります。
たくさん作れても「和紙」であることが大前提ですから、手漉き和紙のような風合い・手触りを残しつつたくさん作れる機械漉き和紙。
というお役目で切磋琢磨しているんですね。

和紙の「価格の分布」と「国産・外国産」の裏事情
和紙の価格を大きく左右するのが、製造にかかる手間と、使用している原料の産地です。
ここでは、本物の手すき和紙の相場と、流通している原料の裏事情について詳しく見ていきましょう。


本物の手すき和紙の価格相場はどれくらい?
伝統的な製法で作られた国産の手すき和紙は、非常に手間がかかるため、1枚あたり数百円から、高級なものになると数千円することもあります。
それは、原料の栽培から繊維の取り出し、そして漉きの工程にいたるまで、多くの職人の手と時間がかかっているからです。
原料や産地(国産・外国産)で変わる和紙の品質
現在、安価に流通している和紙の中には、外国産の原料(タイ産や中国産の楮など)を使用したり、木材パルプを配合したりしているものが多くあります。
パルプが多く含まれる和紙は、価格は安くなりますが、経年劣化しやすく、和紙本来の強靭さや風合いはやや劣ってしまいます。
全国各地にはまだまだ素晴らしい手漉き和紙がたくさんあります。
その地域ならではの原料を使ったり、昔ながらの製法をしっかりと守ったり。
伝統という看板を背負って、最高級の品質が守られています。

ダイソーや100均の和紙はどんな感じ?プロが店舗で検証
それでは、気になる100円ショップ「ダイソー」の和紙について、その実力を検証していきましょう。
100均の和紙は手軽に入手できる反面、どのようなスペックを持っているのでしょうか。

100均で手に入る和紙の種類とサイズ・スペック
ダイソーなどの100均で販売されている和紙は、基本的に「機械漉き和紙」であり、多くは木材パルプが配合されています。
「手すき風」と表記されたアソートパックなどが人気ですが、これらは手すきの風合いを機械で再現したものです。
もちろん外国産の手漉き和紙も混ざっているため、一概には言えません。
私も触ってみたり、裂いてみたりして感じることです。
(原料に関しては国産の物でも地域によって異なります。)
サイズはA4サイズや折り紙サイズなど、工作に使いやすい大きさにカットされ、複数色セット(アソート)で販売されていることが多いです。
ダイソーの和紙はちぎり絵や工作に使える?
ダイソーの和紙は、趣味の範囲で行う工作やラッピング、簡単なちぎり絵には十分すぎるほど活用できます!
何より100円という低価格で豊富なカラーバリエーションを揃えられるため、初心者でも失敗を恐れずにたくさん使えるのが最大のメリットです。
手漉き和紙風の美しい「創作すき紙」を購入。
色んな風合いの紙の詰め合わせで、目で見ても楽しめるものでした。
実際にちぎった断面は毛羽立ちも問題なく、ちぎり絵の素材として十分に使用できました。

ダイソーの和紙に関するよくある質問(FAQ)
Q. ダイソーに本物の「手すき和紙」は売っていますか?
A. 基本的に、100円で本物の純国産手すき和紙を販売するのは難しいため、売られているものは「機械漉き(手すき風)」になります。(または外国産など)
ただ、クラフト用としては非常にクオリティが高く、雰囲気のある風合いを楽しめます。
Q. ダイソーの和紙はどこの売り場に置いてありますか?
A. 主に文房具コーナーの「画用紙・折り紙・クラフトペーパー」の近くに置かれていることが多いです。
店舗によっては、ラッピング用品コーナーや和雑貨コーナーに置かれている場合もあります。
Q. 手漉き和紙はどこで売ってるの?
A. 手漉き和紙は、和紙の産地に行くと工芸館や和紙工房などで販売しています。
ネットでも販売していますので、是非調べてみて下さい。手漉き和紙の素晴らしさを実感してみてくださいね。

まとめ|本物の手すき和紙と100均和紙を上手に使い分けよう
本格的な国産の手すき和紙と、ダイソーなどの100均和紙には、製法や原料に大きな違いがあります。
それぞれの特徴を理解して、用途に合わせて上手に使い分けるのがベストです。
練習用や小さなクラフトにはコスパ最強のダイソー和紙を、長く残したい大切な作品には本物の手すき和紙を選ぶと良いでしょう。
行事やイベントで予算が限られている時は、100均の色々な紙はとても有難いですね。
また本格的にちぎり絵を始めるのなら、手漉き和紙を知ることで、美しい表現が広がります。
公募展などでは紙の指定もあるかと思いますので、そこは確認しておきましょう。
- 和紙は植物繊維が長く絡み合うため破れにくく非常に長持ちする
- 手すきは職人の手仕事で毛羽が美しい、機械漉きは均一で低コスト
- 100均の和紙は機械漉きや外国産がほとんど。ちぎり絵の素材として十分に使用可
- 予算を抑えたい時や練習は100均、本格的な作品作りには手すき和紙がおすすめ






















