ども!ちぎりちぎり侑布です♪
先日、和紙を使ったちぎり絵の
ワークショップを開催しました。
ご高齢の方も
たくさん来て頂いたのですが、
「やったことないんよねえ・・」
「不器用だから無理無理・・」
「下手やから恥ずかしい・・」
という声の多いこと多いこと。
そして恐る恐る参加された皆さん、
本当に楽しまれて
笑顔で帰っていかれました。
案ずるより産むが易しを
間の当たりにした瞬間です。
実は年齢制限なく、
いつくになってもできるのが
ちぎり絵の大きな魅力のひとつ。
今回は高齢者の方に向けた
ちぎり絵についてのお話です。
Contents
「ちぎり絵」の基本やり方を高齢者向けに分かりやすく解説!
「ちぎり絵」は高齢者にとっても、
楽しくアートの世界を体験できる
素敵な世界です。
ここでは、
「ちぎり絵」を製作するにあたっての
手・指の動きを優しく活かす
簡単な「基本のやり方」から、
目で見て感じる、
「視覚的な楽しみ方」
そして、
「初心者向けアートの楽しみ方」まで
解説してみたいと思います。
高齢者におすすめの基本ステップ
高齢者の方が「ちぎり絵」を
楽しむ際に重要なのは、
手の動きを優しく活かす
基本ステップの理解です。
ちぎり絵は、
手や指の柔軟性を促進し
優雅な手つきで
作品を創り出すことができるます。
また年齢とともに指先がこわばったり
動きが鈍くなってきますので、
高齢者にとって
まさに理想的な趣味と言えます。
簡単にやり方を見ていきましょう。
最初に用意するのは紙。
台紙用の紙とは別に、
ちぎって使う色の付いた紙。
色とりどりの紙を選んで
用意しておきます。
ちぎる紙の素材は
和紙・新聞紙・折紙など
色々ありますので
イベントの趣旨や目的に沿ったものを
使いましょう。
例えば和紙なら、
一枚の紙の大きさは新聞紙を広げた
くらいの大きなものもあります。
これをそのままちぎるのは
さすがに大変です。
大きな紙はせめてA4くらいの大きさ、
そう、ノートの大きさ位に
切っておくとちぎりやすいです。
こうして適当な大きさの紙を
両手の指を使ってちぎっていきます。
ちぎり方はとても簡単です。
まず、親指と人差し指で挟むように
両手の指で紙を持ちます。
親指と人差し指に力を入れて
裂くようにゆっくりと
ちぎってみましょう。
最初は紙が頑丈に感じて
両手に力が入ってしまいますが
慣れると上手に
指先でちぎれるようになりますから
ご安心ください。
また紙の材質によっては
ちぎり方も少し変わってきますので
色々と試してみましょう。
紙の種類によっては
ちぎった断面もそれぞれに
様々な風合いがあります。
和紙のように毛羽立つ感じだったり
折り紙だと白い部分が
縁(ふち)のように出てきます。
ちぎり絵はそもそも
ちぎった断面をも活かすアート。
アートというと
ハードルがすごく上がる感じが
しますが、
ガタガタに見えるちぎった部分も
仕上がるとアートのように
見えますから不思議です。
ちぎり方に失敗はありませんから
あまり気にしなくて大丈夫。
ちぎったら今度は
のりで貼る作業です。
でんぷんのりを水で溶いたものを
用意し、
筆を使ってのり付けし、
台紙の紙に貼っていく作業です。
コツは、
台紙の方にのりを少なめにつけて
その上にちぎった紙をのせて
指先で軽く押さえます。
ちぎって貼る
ちぎって貼る・・
ちぎり絵は
このシンプルな動作の積み重ねで
ひとつの作品を仕上げていきます。
視覚的な楽しみ重視で!シンプルな手法紹介
「ちぎり絵」を高齢者が楽しむために
シンプルでわかりやすい手法を
取り入れ、
豊かな色彩や形が目に入ってくると、
アート作品への没頭がより深まります。
まず、鮮やかで明るい色合いの紙を
選びましょう。
これにより、作品がより魅力的に映え、
視覚的な楽しみが増します。
気持ちも明るくなりますね。
シンプルなモチーフを選んで、
わかりやすく、
それでいて個性的な作品に仕上げること
が理想ですが、
心配しなくとも
ちぎり絵ほど個性が出やすいアートは
ないかと思います。
安心して取り組んでみてください。
季節にあった花や果物は
シンプルで扱いやすいモチーフ。
たとえば下絵として
リンゴの〇を描くだけでも
ちぎって貼った後には
立派なリンゴが完成しますよ。
視覚的な楽しみ方を大切にすることで、
シンプルで分かりやすいちぎり絵手法は
高齢者にとって親しみやすく、
同時にアートの楽しさを
十分に引き出すものとなります。
新しい色や形の組み合わせを試して、
自分だけの美しい作品を創り上げましょう。
アートも身近に!初心者向けガイド
最低限必要な道具は前項で
すでに登場しましたが、
補佐的な小道具として
ピンセットもあると便利です。
小さな紙を指先でつかむのは
一苦労ですね。
ピンセットがひとつあると
とても効率が良いです。
はさみもあると便利です。
ちぎり絵製作では出番は少ないですが
大きな紙を切る時や、
小さな細い線の形がいる時など
たまに使うことがあります。
下準備で使うことが多いです。
さて次に、
「下絵」について少し掘り下げて
お話しておきます。
そもそも・・・
ちぎり絵はとても自由度が高く、
最初に大きな紙(台紙)を用意し、
その上に思い切り紙をちぎって
配置していけば完成するものです。
と、まあ確かに、
アート感だけ考えれば
これでいいのですが、
ちょっとざっくりすぎますよね。
色や形にこだわることなく、
思いのままに紙をちぎり、
組み合わせていくのが
初心者向けのアプローチのひとつでは
ありますが、
思いのままというのが
案外難しい事もあります。
初心者ですので
「何をどうしてよいかわからない」
といった悩みがつきもの。
とても抽象的で
このやり方が苦手な方も
たくさんいると思います。
その時は簡単な下絵を
用意しましょう。
台紙に描きたいモチーフの絵を
シンプルに書いておく。
これが下絵です。
イベントでやるなら
簡単なモチーフを主催者側で決めて
「下絵」として
用意してあげるところから
始めてみましょう。
モチーフがりんごなら
台紙にりんごの絵を描いておき
色の紙をちぎって
台紙に描いた下絵の上から
貼っていく・・
一般的なストレスの少ない
ちぎり絵のやり方でしょう。
下絵はいたってシンプルなものにし、
ちぎった紙で濃淡を出したり
どんどん肉付けをしていくイメージ。
使う色もちぎる紙の大きさも
決まりはありません。
自由度が高いと
難しく感じてしまうかもしれませんが
アート作品として自分自身を
発見する楽しみを味わえることも
また事実です。
手軽さと楽しさを兼ね備えた
「ちぎり絵」で、
思い切って、
アートの世界に飛び込んでみましょう。
ちなみに・・
下絵は自分で描いてもいいし、
ネット上に無料の下絵が
たくさんありますから
そこから印刷してもいいですね。
高齢者でもストレスなく楽しむための「ちぎり絵」の心得とは?
「ちぎり絵」は
高齢者の方々がストレスなく
楽しむことができるアート作品です。
リラックス効果が抜群であり、
簡単ながらもこだわりを楽しむ方法や
プレッシャーを脱却して
失敗知らずで楽しむコツについて
詳しく解説します。
ストレスフリーでリラックス効果も♪
最初に考えるべきは、環境です。
静かで穏やかな場所を選び、
リラックスした雰囲気を
醸し出すことが大切です。
自然な光や好みのBGMを取り入れると
ちぎり絵の制作が
より心地よくなります。
川のせせらぎ音など
背景に静かに流れていると
とても癒されますね。
座る場所もとても大事。
床に座るよりも
テーブルと椅子で
楽な姿勢で行えることが大切。
椅子も疲れない椅子にするなど
工夫が欲しいところ。
長時間の作業なら何度か席を立ち
休憩を入れて
体や手指を伸ばしたりと
軽い体操を忘れないようにしましょう。
次に、紙の選定がポイントです。
優しい色調や柔らかな質感の紙を
使用することで、
触感や視覚的な安心感を感じながら
アートを楽しむことができます。
ストレスから解放され、
アートの世界に没頭することで
日常の疲れも癒されることでしょう。
紙をちぎる動作自体も
リラックス効果をもたらします。
大切な心地よいこだわりアプローチとは?
高齢者の方々が「ちぎり絵」を
楽しむ上で大切なのは、
簡単ながらもこだわりを持ち、
心地よいアプローチでアートを
制作することです。
手軽であると同時に、
独自性や細部へのこだわりを大切に、
満足感を得ることができるでしょう。
まず初めに考慮すべきは、
使う紙の種類です。
和紙・折り紙・新聞紙・広告の紙など
ちぎり絵に使える紙はたくさん。
自分にとって使いやすい紙との出会いは
大きな発見です。
触り心地の良い柔らかな質感の紙を
選ぶことで、手に取りやすく、
簡単ながらもこだわりを感じることが
できます。
色とりどりの紙を使うことで、
自分の好みや感性を表現する
楽しみが広がります。
次に、シンプルなモチーフを選んで
アートを制作するというアプローチが
効果的です。
花や動物、基本的な形など、
簡単ながらも自分の好みに合った
モチーフを選ぶことで、
制作の際に
こだわりを持ちやすくなります。
「好きこそものの上手なれ」
ですね。
シンプルながらも、個性が光る作品を
作り上げることができます。
手順もゆっくりと進めることが
ポイントです。
急いで制作するのではなく、
紙をちぎる動作や配置を
慎重に行うことで、
細部にこだわりを持ちながら
アート作品を
完成させることができます。
この心地よいアプローチにより、
制作過程そのものが
楽しい体験となります。
プレッシャー&失敗知らずのコツ
リラックスした状態でアート制作に
没頭するためのコツを紹介します。
まず重要なのは、
完璧さを求めないことです。
ちぎり絵はあくまで自由であり、
紙をちぎる行為そのものが
楽しみの一部です。
形や配置にこだわらず、
自分の感性に従って
紙を組み合わせてみましょう。
失敗があってもそれが作品の
魅力となります。
また、小さな段階で楽しむことも
ポイントです。
一度に大きな作品を
完成させようとせず、
紙をちぎる行為や配置を
少しずつ進めていくことで、
プレッシャーを感じずに作品制作に
集中できます。
小さなステップで進めることで、
楽しさが増し、
完成した時の喜びも
大きく感じられるでしょう。
さらに、他の人と比較せず、
自分のペースで進めることも大切です。
ちぎり絵は個々のスタイルや
アプローチが重要であり、
他の人と同じように作らなくても
構いません。
自分自身の楽しみ方を大切にし、
他の方の意見に縛られずに
表現してみましょう。
手軽に楽しめる趣味「ちぎり絵」:高齢者の心に灯る新たな趣味の扉
「ちぎり絵」は
手軽に楽しめる趣味として、
高齢者の心に
新たな喜びをもたらします。
新しい趣味の発見や
コミュニケーションのきっかけ、
そしてアート体験による心の豊かさに
焦点を当て、
その魅力と効果を紹介します。
ちぎり絵は「新しい趣味」にぴったり♪
高齢者の方々にとって、
新しい趣味の発見は心に新たな喜びを
もたらします。
その中で手軽でありながらも
楽しいアクティビティとして
おすすめなのが、「ちぎり絵」です。
手軽さと創造性を
兼ね備えたちぎり絵で、
新しい趣味の世界を開いてみませんか。
まず初めに
挑戦してみるべきアイデアは、
四季折々の風景を表現することです。
例えば、春の花々や秋の紅葉を
イメージした紙を選び、
それをちぎって美しい風景を
作り上げてみてください。
季節ごとに異なる表現ができ、
楽しさも倍増します。
もう一つのアイデアとして、
動物や自然の中の生き物を
テーマにしたちぎり絵があります。
シンプルな形や模様で表現することで、
独自のアートを創り出すことができます。
動物や自然に囲まれた絵は、
心を穏やかにし、
楽しい時間を提供します。
また、抽象的なアートに
挑戦してみるのもおすすめです。
色とりどりの抽象的な形を組み合わせて、
自由な発想で作品を制作することで、
新しい視点や感性を
発見することができます。
制作する過程での驚きや発見が、
ちぎり絵の楽しみの一部となります。
ちぎり絵を通じて、
心豊かな時間を過ごし、
新たな趣味の扉を開いてみませんか。
ちぎり絵グループで拡がる仲間づくり♪
高齢者の方々にとって、新しい友達
との交流やコミュニケーションは
充実した生活の一環です。
その中で、「ちぎり絵グループ」は
素晴らしいコミュニケーションの
きっかけとなり、楽しさを共有できる
特別な場となります。
同じ興味を持つ仲間たちと集まり、
紙をちぎる楽しみを共有することで、
自然な形でコミュニケーションが
広がります。
これが新しい友達との交流の
きっかけとなります。
グループでちぎり絵を制作することで、
アートに対する様々なアプローチや
アイデアを学び合うこともできます。
他のメンバーの作品を見たり、
意見を交換することで、
個々の表現力が豊かになり、
新しい発見が生まれます。
これにより、
グループ全体の絆も深まります。
さらに、ちぎり絵グループでは
協力して大きな作品を制作することも
可能です。
それぞれがちぎった紙を組み合わせ、
グループ全体で一つのアート作品を
創り上げることで、
共同作業の楽しさと
達成感を味わうことができます。
これがグループの一体感を高め、
コミュニケーションをより深めます。
趣味を通じ
て新しい友達との出会いや共感、
協力の喜びを感じながら、
充実した社交生活を楽しんでください。
おわりに
いかかでしたか。
高齢者の方々にこそ
ちぎり絵が本当におススメですね。
ちぎる作業での指先の運動と
集中力の向上は
認知機能の維持にも寄与し、
心身の健康に良い影響を
もたらします。
確かに「指先を使うと頭に良い」
と、よ~く言われてきました。
様々な魅力と効果のある
「ちぎり絵」
手軽に始められる創造的な趣味として、
新たな発見や喜びを
見つけてみてください。