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はじめに
こんにちは!侑布です♪
コンパネを使った
頑丈なミニチュア工房、
『建物の作り方②』のお話です。
前回はすぐに作ろうとして
図面を書く内容が中心でした。
↓(数字がたくさん出てきた)
今回はちょっとその補足になります。
なるべく数字の登場は最小限に、
製作に入る前のミニチュアの
「目的」から
まずは再確認してみましょう。
目的がはっきりと決まっていないと
製作はなかなか進みません。
箇条書きで構いませんので
ノートに書き出しておきましょう♪
目的というと
難しく感じるかもしれませんが、
こんなのがいい!
といった感じで大丈夫です。
ミニチュア工房の作り方♪ ミニチュアの役割で建物の材質が決まる
さああなたが作ろうとする
ミニチュアの建物は
とんな役割でしょうか。
例えは、
路地裏☆照会のミニチュア工房なら
展示会場での展示も考えて
「持ち運びできるようにする」
といった目的がありました。
そのため、強度を持たせることが
大切になります。
建物に使う素材は色々あります。
紙製のもの、
発砲スチロールでできた
安価なカラーボード、
どちらも完成後は
元の素材がわからないくらい
素敵に仕上がります♪
ただし強度はそれなりです。
目的が飾るだけで
触ることがないのなら
またガラスやアクリルの
ケースの中に収納するなど
作った後に触れることがない場合は
紙製やカラーボードを使うのも
問題ないでしょう。
路地裏☆照会のミニチュア工房は
強度が必要になるため
木製のコンパネを使います。
ホームセンターでよく見る
(積み上げられている)
大きな木製パネルです。
厚さ10mmから12mm、
900mm☓1800mmの大きさ。
畳1枚分くらいの大きさのコンパネを
購入しました。
安いものだと、
1枚1000円前後で買えます。
ミニチュア工房の作り方♪ ミニチュアの建物はどんな見せ方にする?
ほとんど正面の壁がないものが
多いかと思います。
オシャレな内装や家具を見せる感じですね。
凝ったものでは
大きな家の模型がパカっと開いて
本物そっくりの内装が見れるように
しっかりとした作りのものもあります。
路地裏☆照会のミニチュア工房は
向かって右側が作業場、
左側は来客用スペース
という配置にしています。
これは今後、
私の工房のPR写真として
使っていくため
スマホの横の画面に収まるような
イメージで作りました。
宣伝用の構図ですね。
一コマで伝わるように
作業場と来客用のスペースを
ワンショットで見せる必要が
ありました。
そのため、ちょっと現実的ではない
配置となっています。
(写真よりもごちゃごちゃと盛ってる)
初心者の方でまだ明確に
決まっていない場合は
正面の壁(手前になる壁)を
一枚開ける感じでやってみましょう♪
好きな方はもうこの時点で
レイアウトを色々想像して
楽しんでいるんじゃないかと思います。
ミニチュア工房の作り方♪ 建具や家具のサイズの基準は?
これは前回のお話で登場しました。
スケール1/12(12分の1)の
ドールハウスの縮尺に合わせました。
※実際の寸法の出し方は前回書いてます。
ドールハウスは世界中に
たくさんのファンがいますね。
そのため家具や小物も
素敵なものがたくさんあります。
専門に作っている職人さんも
たくさんいます。
そんなお気に入りの作品を
自分の作ったミニチュアハウスにも
置きたくなりますよね。
私も欲しいものがたくさんあります。
自分では作れない本物そっくりの小物、
例えば大工道具セットなんかは
ミニチュア工房にピッタリのアイテムで
たまたまホームセンターの売り場で
見つけたときは大喜びで即買いでした。
店長のアレキサンダーも
喜んでいるはず!
そんなわけでこれからも
ドールハウスの規格に
合わせるようにしています。
ミニチュア工房の作り方♪ ミニチュア工房の建物の大きさは?
建物の高さ、横幅、奥行きですね。
これは置く場所によって
決めることになります。
路地裏☆照会のミニチュア工房は
持ち運びができる仕様にしますが、
普段の置き場所は自分の工房です。
自分の工房の
棚に収まる大きさにしました。
実は計画当初は2階建てでした。
2階にBar路地裏を作る予定で
カウンターや椅子の配置まで考えて
独りで楽しんでいましたが・・
これは移動のことや
置き場所のことを考えると
あえなく頓挫・・・
まあ台の上に置くだけなら
高さはそんなに気にしなくても
大丈夫ですね。
ミニチュア工房の作り方♪ リアルな建物を作るための予備知識
ここは本物そっくりに
リアルさを求める方のための
予備知識のコーナー。
まずは建築模型をご覧ください。
これは昔私が受けた授業で製作したものです。
自分で建築模型を作るという
課題がありました。
最初はなんでわざわざ作るんだろう・・
と不思議だったのですが、
実際に自分で組み立ててしまうと
これ本当に驚いたのですが
建物の構造がスコンと頭に
入ってきた!のです。
あ~!なるほど、
これはちゃんと作ってみるべきだ。
と激しく納得しました。
あれから何年も経ちますが
この模型はそばに置いていて
リフォームを自分でするときなど
柱の配置を確認するのに使っています。
壁をはがすと、45㎝幅で
柱が入っていることがわかります。
大きな柱と柱との間にある
少し小さめな柱なんですが、
これを間柱(まばしら)と
呼んでいます。
私たちが普段暮らしてる部屋の壁を
剥いでみると
この間柱が45センチ間隔で
並んでいます。
例えば
家の壁に大きな棚を付ける時
壁にクギを打ち付けるなら
この間柱に打ち込むのが
当然なわけです。
壁の板はべニア板や石膏ボードで
柱と柱の間は空間です。
その空間にクギを打っても
全く釘としての役目を果たさない、
釘が効かないということですね。
そして窓や建具は
90cm幅の物が多いです。
日本の木造建築の基準の数値です。
90cm、180cm、270cmと
90㎝の倍数。
畳・サッシ・扉の大きさは
よく似た大きさだと思います。
もちろん洋風建築など
今はどんどん入ってきましたので、
大きな玄関扉やサッシ窓など
実際の私たちの暮らしには
かなり高さのあるものも
登場しています。
また、この建築模型のように
建物の基礎からしっかり作るなら
ミニチュアハウスにも
なんと床下収納が作れますね。
おわりに
今回はご参考までに
ミニチュア工房の作り方②
建物を建てる目的を再確認
してまとめてみました。
まずは
「こんなのが作りたい!」
といった願望で十分だと思います。
理想を形にするイメージで
どんどん書き出してみましょう。
これがまさに設計図となりますね!
次回は材料の調達に行くお話です。
ではまた!